社労士試験

社会保険労務士(社労士)の試験!健康保険法の出題傾向や勉強法!

健康保険法の勉強法

社会保険労務士(社労士)の試験科目の健康保険法について

社会保険労務士(社労士)の試験科目の中でも、健康保険法は私たちの生活にとって馴染みの深いテーマです。

健康保険法とは、保険に加入している人に対して疫病や負傷、出産や死亡に関する必要な保険給付を行う法律を指しています。

しかし、社会保険労務士(社労士)としての健康保険法は意外と厄介な試験科目で、その理由をいくつか見ていきましょう。

  • 労務管理その他の労働に関する一般常識や社会保険に関する一般常識と同レベルの鬼門と考えられている
  • あらゆる範囲や項目から試験問題が出題される傾向がある
  • 度重なる法改正で複雑化して支給額の計算を中心に難解なものになっている

普段の生活では聞き慣れない専門用語が多いのも、健康保険法を苦手とする受験生が多い理由ですね。

それでも、きちんと対策を練っていれば健康保険法を得意分野にして、社会保険労務士(社労士)の試験で得点を稼ぐことはできます。

このページでは、社会保険労務士(社労士)の試験科目の健康保険法について詳しくまとめました。

社会保険労務士(社労士)の試験科目!健康保険法の内容は?

社会保険労務士(社労士)の試験科目の健康保険法は、古くからある社会保障法の一つです。

この健康保険法が一体どのような制度なのか、内容を簡単に解説していきます。

  • 企業などに勤めている人が加入する公的な医療保険制度
  • 病気や怪我で働くことができなくなった際に備えるための制度
  • 病気や怪我による治療、出産や死亡の事態が発生した場合に保険給付を受けられる
  • 健康保険は加入している本人に加えて扶養されている家族も被扶養者として保険給付を受けられる

健康保険の被保険者が業務以外の事由で病気や怪我をした際に、保険が給付されて治療を受けられる仕組みです。

病気や怪我に加えて、健康保険法は出産や死亡の事態が発生した時にも適用されます。

社会保険労務士(社労士)の試験では、下記のように健康保険法のあらゆる内容について問われるのが特徴です。

<序論>

  • 第一章:健康保険制度の沿革
  • 第二章:健康保険制度の概要

<本論>

  • 第一章:総則
  • 第二章:保険者
  • 第三章:被保険者
  • 第四章:保険給付
  • 第五章:日雇特例被保険者に関する特例
  • 第六章:保健事業及び福祉事業
  • 第七章:費用の負担
  • 第八章:健康保険組合連合会
  • 第九章:不服申立て
  • 第十章:雑則
  • 第十一章:罰則

中でも総則は抽象的な話題が続きやすく、条文を理解するまでに時間をかけている受験生は少なくありません。

かと言って社会保険労務士(社労士)の試験で健康保険法を捨て科目にすることはできないため、辛抱強く全体を何度も繰り返して理解度を深めるのがポイントですよ。

社会保険労務士(社労士)の試験科目!健康保険法の出題傾向は?

社会保険労務士(社労士)の試験科目の健康保険法は、択一式で10問、選択式で1問が出題されます。

健康保険法に加えて国民年金や厚生年金保険などの社会保険関連の項目は、労働関係科目よりも出題量が多いですね。

「出題量が多いから社会保険労務士(社労士)の試験対策が大変」とイメージしている方はいますが、頻出部分が似通ってくるため、健康保険法で得点を稼ぐのは決して不可能ではありません。

そこで、まずは社会保険労務士(社労士)の試験科目の健康保険法の出題傾向を掴むことから始めましょう。

健康保険法は膨大な出題範囲ではありますが、次の項目について社会保険労務士(社労士)の試験で出題される傾向があります。

  • 医療保険制度:会社員や公務員が加入する健康保険制度と、自営業者が加入する国民健康保険制度
  • 被扶養者:夫が被保険者で妻が被扶養者だと、妻は夫の健康保険制度を使える
  • 保険給付:一部負担金で病院で治療を受けることを現物給付(療養の給付)、診療費用を一旦全額支払ったうえで後日給付を受けることを現金給付(療養費)と呼ぶ
  • 各種健康保険組合:設立形式や規模で「指定健康保険組合」「承認健康保険組合」「特定健康保険組合」などの健康保険組合がある

参考書やテキストを使って健康保険法の全体像を把握し、満遍なく基本的な知識を習得していきます。

その上で「総則」「被保険者」「保険給付」「費用の負担」「健康保険組合」などのキーワードに重点を置き、学習していくのが社会保険労務士(社労士)の健康保険法の効果的な対策ですね。

「誰が」「どんな条件の時に」「いくらくらいの金額を受け取れる」といった内容を正確に判断できるレベルになれば、社会保険労務士(社労士)の試験問題を解くことができます。

健康保険法の基本問題を取りこぼすと社会保険労務士(社労士)の試験の合否に影響を及ぼすため、基本的な理解を前提に出題されやすいポイントを頭に入れておきましょう。

健康保険法の基礎的な事項を理解していれば、社会保険労務士(社労士)の試験で応用問題が出ても対応できるようになります。

社会保険労務士(社労士)の試験科目!健康保険法の勉強法はこれだ!

社会保険労務士(社労士)の試験科目の健康保険法は、幅広い範囲から満遍なく問題が出題されます。

狙われる項目の絞り込みも難しいため、社会保険労務士(社労士)の健康保険法は私たちの身近な内容でありながら受験生が苦労しやすい科目なのです。

しかし、正しい方法で勉強をしていれば、健康保険法の択一式試験で6点を確保するレベルまで押し上げることができます。

健康保険法に苦手意識がなくなれば社会保険労務士(社労士)の試験合格に一歩近付きますので、具体的な勉強法を要チェックです。

大原則の条文理解を丁寧に行う

社会保険労務士(社労士)の試験科目の健康保険法は、全体像を幅広く網羅するのが対策の基本です。

そのため、大原則の条文理解は丁寧に行わないといけません。

「標準報酬」「被保険者」「被扶養者」「各給付の支給要件」など、健康保険制度のキーワードを中心に諦めずに繰り返し勉強しましょう。

社会保険労務士(社労士)の健康保険法は難易度の高い出題が目立ちますが、下記のように条文を正しく理解するだけで対応できる問題も中にはあります。

  • 健康保険法において「報酬」とは、賃金、給料、俸給、手当、賞与その他いかなる名称であるかを問わず、労働者が、労働の対償として受けるすべてのものをいうが、臨時に受けるもの及び3か月を超える期間ごとに受けるものは、この限りでない。(正しい)
  • 保険給付を受ける権利は、健康保険法上、必要と認める場合には、譲渡や担保に供したり又は差し押さえることができる。(間違い)

基本問題の失点は、社会保険労務士(社労士)の合否に影響を及ぼしますので気を付けてください。

過去問を活用して繰り返し解く

出題傾向の読みにくい社会保険労務士(社労士)の試験科目の健康保険法は、過去問を活用して繰り返し解く勉強法がおすすめです。

「参考書やテキストを読んで理解度を深める」⇒「過去問を実際に解いてみる」⇒「わからない部分を参考書に戻って確認する」という流れで学習すると、効率良く健康保険法を対策できます。

なぜ社会保険労務士(社労士)の過去問を中心とした勉強法が最適なのか、いくつかの理由を挙げてみました。

  • 健康保険法の分野でどのような問題をどのような角度で出題されたのか理解できる
  • 頻出する論点を把握し、そこを中心とした反復学習ができる
  • 健康保険法の中で自分が苦手とする部分を把握できる

出題範囲の幅広い健康保険法でも、過去問と似たような問題が社会保険労務士(社労士)の本試験で出題されるケースは決して少なくありません。

過去問だけでの対策が不安な受験生は、予想問題集や模擬試験を使って類似問題を数多くこなす学習にも取り組んでみましょう。

法改正対策をぬかりなく行う

社会保険労務士(社労士)の試験科目の中でも、健康保険法は早いペースで法改正が行われるようになりました。

これは医療制度と医療保険制度がある時期から多数の問題を抱えていたため、それに対応する手段として法律が細かく変わっていると考えられますね。

健康保険法の改正内容は社会保険労務士(社労士)の試験で反映されやすいので、法改正対策も忘れてはいけません。

健康保険法以外の試験科目にも該当しますが、試験の前年度だけではなく過去3年間程度の改正項目は押さえておくべきです。

社会保険労務士(社労士)の試験勉強に取り組んでいる最中も、最新の法改正について意識を向けておいてください。

まとめ

社会保険労務士(社労士)の試験科目の健康保険法に関する内容、出題傾向や勉強法についておわかり頂けましたか?

出題範囲の広さゆえに、健康保険法に苦手意識を持つ受験生は少なくありません。

しかし、「条文の理解を丁寧に行う」「過去問を繰り返し解く」「法改正対策を行う」といったポイントを意識して勉強すれば、社会保険労務士(社労士)の本試験でも得点できます。

「自分には無理だ…」と最初から諦めずに、基本的な試験対策を積み上げて社会保険労務士(社労士)の合格を目指してみてください。

社労士の試験制度や試験対策・勉強法などは、下記も参考にしてください。

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