本年(令和4年・2022年)の第54回社会保険労務士試験は、8月28日(日)に実施されます。
ご存知のとおり、猛暑に加え、前例のない感染拡大状況のなか、試験は実施されます。
あなたも大変な思いで準備をしてきたのではないでしょうか。
しかし、そんなことは言っていられません。
これまで、あなたが長期間に渡って努力してきたことの成否が、この1日で決まってしまうのです。
ぜひ、当日の準備などを万全にして、あなたの実力をすべて出し切って合格してほしい!
と、心から考えています。
そこで、この記事では、
- 試験当日の持ち物
- 試験会場までの交通シミュレーションの必要性
などを、分かりやすくまとめました。
ここに書いてあることに沿って前日までに準備して頂ければ、当日、不要なトラブルに巻き込まれることなく、試験に集中できるはずです。
今年、社労士試験を受験される方、ぜひチェックしてみてください。
【重要】
本年度の社労士試験も感染症拡大下での実施のたお、下記の持ち物に加え「マスク着用 + 予備マスク」も必須になっています。詳しくは、下記の記事をご覧ください。
社労士試験 当日必要な持ち物リスト
社労士試験に必要な持ち物として、「必須のもの」と「持参したほうがよい(推奨する)もの」に分けて説明します。
社労士試験 必須の持ち物
まずは必須のもの。次の4点です。
1. 受験票
なんと言っても「受験票」。当然ですが、これがないと話になりません。
ただ、社労士試験の場合、受験票を忘れても所定の手続きをすれば受験可能です。
万が一、受検票を失くしてしまったり、試験当日忘れてしまった場合は、当日に試験本部で手続きをしましょう。
写真つきの身分証明書や受験料振込控え等を持って、会場に入ったらすぐに関係者に相談するようにします。
2.写真が貼付されている本人確認書類(運転免許証・パスポート・社員証・学生証など)
受験申込時に提出された写真が不鮮明な場合などは、申込者本人の確認を求められることがあります。
写真が貼付されている本人確認書類(運転免許証・パスポート・社員証・学生証など)を持参して下さい。
3. 筆記用具
HBの鉛筆またはシャープペンシルを複数本数持参しましょう。
シャープペンシルの場合は替え芯も忘れずに。
あとは消しゴム。こちらも2個持参すると、万が一、机から落としてしまっても焦ることはありません。
※ちなみに、鉛筆や消しゴムを落としてしまったら、焦らずに手を挙げて、試験官を呼び、拾ってもらえば問題ありません。
ただし、予備を用意していないと、ちょっとドキドキしますよね。
試験中は、そうした「平常心を失いそうな要素」を出来るだけ排除することが、本来の実力を発揮するコツだったりします。
そういった意味で、予備を持っていくのは非常に重要です。
※なお、試験時間中は、蛍光ペン、色鉛筆、定規、鉛筆削り等は使用できませんので注意してください。
4. 腕時計
これは経験則ですが、大学などの会場は古めの教室が多く、時計を設置していないケースが多いようです。
経過時間が分からないと、非常に焦ってしまい、本来の力が発揮できないのではないでしょうか。
「残り10分です」などは試験官が教えてくれますが、それだけでは不十分ですよね。
当日のタイムマネジメントを適切に行うためにも、時計は必ず忘れないようにしましょう。
万が一を考え、私は腕時計も2本持っていきました。
※ちなみに、腕時計は「通信機能・計算機能のないもの」「音を発しないもの」と決められています。
社労士試験 必須ではないが、持参を推奨するもの
持参を推奨するものは、次の6点です。
必須の持ち物と合わせると、ぜんぶで10点。ちょっと多い気もするかも知れませんが、どれも必要と思いますので、前日までにチェックリストを作り、当日朝、家を出るまでにチェックリストで最終確認するようにしてください。
まちがいなく安心できるので、平常心で会場に向かうことができます。
1. お弁当・飲料
お弁当や飲料は、会場近くのコンビニなどで購入できるかも知れません。
しかし、受験日当日は、多くの受験生で混雑したり、食べたい商品が売切れたりするなど、不測の事態が起こりがちです。
そのため、可能であれば、自宅から持参するか、購入する場合でも、自宅近くのコンビニなどで購入してから持ち込むことを、強くお勧めします。
また、お弁当ですが、オニギリやサンドイッチなど、食べやすくて、手などが汚れにくいものがgoodです。
午後の試験で眠くならないためにも、軽めの食事が良いですね。
ざる蕎麦やスパゲッティなど、汁をこぼしたり、食べて口の周りが汚れたり、最悪の場合、衣服などを汚してしまうと、必要以上に動揺してしまいます。
また、匂いの強い食べ物なども、周りに配慮して避けるべきです。
なるべく平常心を保てるよう、手早く食べれる食事をチョイスし、残りの休憩時間を有意義に使うようにしましょう。
また、飲み物に関しては、 ペットボトルの飲料であれば、試験室に持ち込むことが認められています。
ただし、ペットボトルカバーは使用不可です。水筒・缶類も試験中は持ち込み不可なので注意してください。
2. 参考書/ノート類
普段使っている参考書やノート類は、重くて邪魔にならない程度に持参しましょう。
社労士試験はマークシートとはいえ、単純な暗記で解決する問題は少なく、ひねった問題が多く出題されます。
そのため、直前まで参考書やノートを見ていても、あまり得点アップに繋がらないかも知れません。
ですが、休憩時間などに、あれこれ考えてしまうより、参考書やノートを見直していた方が、よほど平常心を保つことにつながります。
「心の清涼水」みたいな役割だと、個人的には考えています。
3. 上着
試験会場は、場所によっては、空調(冷房)が効きすぎている場合があります。
そんな場合に羽織れるカーディガンのようなものを、ぜひ持参しましょう。
なお、試験時間中に上着を羽織る場合、手を上げて試験管の許可を取るようにしましょう。
4. ハンカチ/ティッシュ
試験中、真剣に取り組んでいると、汗をかいたり、鼻水が出てきたリすることがあります。
そんなとき、ハンカチやティッシュが無ければ、汗や鼻水が気になって試験に集中できなくなる可能性があります。
5. 目薬
試験中は真剣に問題文を読みますから、目がショボショボする可能性があります。
よほど眼力に自信がある人以外は、目薬を持参することをお勧めします。
6. メガネ拭き(メガネをかけている方)
最後に、メガネをかけている方は、「メガネ拭き」を忘れないようにしてください。
試験当日にメガネ拭きを忘れてしまうと、大変な目にあうかも知れません。
というのも、前述のとおり、真剣に試験を解いていると、汗をかいたり、鼻水が出たりします。
部屋の空調も、暑かったり寒かったりするかも知れません。
つまり、非常に「メガネが曇りやすい要素」が満載なのです。
メガネが曇ると、それが気になって、なかなか集中できませんよね。
ぜひ、メガネ拭きを忘れないようにしてくださいね。
試験時間中のトイレについて
社労士試験は長時間におよぶため、試験時間中のトイレ退出が可能です。
必要以上に我慢せず、トイレには行くべきです。ただし、退出可能な時間帯は決められているので、ルールに従う必要があります。
トイレに行く際は、試験監督に付き添われて行く形になります。必要最小限の持参物は認められますが、中身のチェックを求められることがありますので、不要なものは入れておかないようにしましょう。
試験会場までの交通等について
交通手段(機関)のシミュレーションは、前日までにやっておく
当然のことですが、当日の朝の交通手段(機関)のシミュレーション(乗車時間などの確認)は、前日までにやっておきましょう。
試験会場近辺が土地勘のない場所の場合、時間があれば事前に下見に行っておきたいところです。
また、試験会場が遠地の場合など、念のために1時間以上前に会場に到着するような予定を組むこともあるでしょう。
その場合、会場近くのカフェなどを予めチェックしておけば、教室が開く時間まで快適に過ごすことができます。
当日の天候や試験会場にもよりますが、万が一、教室が開く時間まで炎天下のなかで待たなければならないケースなどが出てくると目も当てられません。
「交通手段」と「会場付近の施設(カフェ)」などは、前日までにきちんと押さえておいてください。
まとめ
ここまで
- 社労士試験当日の持ち物
- 試験会場までの交通シミュレーションの必要性
について記載しました。
本試験は1年に1度だけの試験であり、繰り返しになりますが、あなたのこれまでの努力の結果が出るかどうかは、この1日にかかっています。
当日は受験だけに専念できるよう、今回の記事を参考にして、必要な準備は前日までに完了させてください。
そして、ぜひ、あなたがご自身の実力を精一杯発揮できて、よい結果を得られることを、心より願っています!